ドイツ最終日はアイゼナハで。
日本人観光客も多く訪れるバッハの生家。日本語で案内がありました。
欠陥住宅のような かたがった造りの家。でも何百年も持っています。
ちなみにバッハは日本語で小さい池、小池さんという意味になるそうです。
宗教革命で有名なルターの下宿先。バッハの生家の歩いて近くにあります。
ドイツツアーを締めくくるのは世界遺産のヴァルトブルグ城の見学でした。
展示物はどれも装飾が凝った職人ものばかり。日本の殿様が好きそうな物で一杯です。
城の中は戦争の雰囲気が残っていて、寒くて暗い感じがしました。
雨のせいでもあるでしょうか。
城内にはマルティン・ルターの使用した部屋があります。
母国イタリアで異端扱いされた彼はここで城主に匿われ身を隠すことになります。
ただし名前を変えて罪人としてお城に居たそうですが、罪人なのに待遇がよかったため、
あいつは何者だと噂にはなったらしいです。
フットレストは鯨の背骨。当時の偶像崇拝の象徴である鯨の骨を踏みつけることによって
偶像崇拝に意味がないということを彼は主張しました。
お城の寝室は狭かったです。
ゲーテハウスにも行きましたが、ゲーテの寝室も表の華やかさとは裏腹に質素で
彼の性格を現しているようでした。
昔の人は小さかったことと、座るように寝ていたのでベッドも小さいそうです。
ハーネマンゆかりの地を探訪してとても感慨深い旅になりました。ビールで乾杯!
ドイツではビールに余計なものは使わないと法律で定められています。
夕方2時間遅れでロンドンのヒースローに入りました。
飛行機の離陸からして大幅に遅れ、空港に着くと人々がごった返していました。
ヨーロッパ圏の人とそれ以外の人というように受付が分かれていました。
こんな時にもふと「ユダヤ人」の列のことを思い出していた私。
いつもどうして考えが大げさなんだろうと自分でも不思議です。
◆written and photographed by Maki Mori Homoeopath 2008
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