人間の体の3割は油で出来ています ~オメガ3脂肪酸~

■万病は腸から 

今、食環境の変化、農薬や添加物又はストレスなどにより、食べ物のほとんどを

吸収する役割をもつ小腸の粘膜が傷つき肌荒れ状態を起こしている人が多いのです。

 アメリカで「リーキーガットシンドローム」(腸もれ症候)と呼ばれ荒れた小腸

粘膜は本来吸収できない未分化のアミノ酸や毒物などを吸収してしまい、そのまま

血液に入り込むために 身体はそれを異物として免疫機能で攻撃してきていると

いわれています。 


 小腸が荒れて栄養を吸収できなくなり、大腸では悪玉菌がはびこり体 内毒素をさら

に生産し吸収してしまう。肝臓と腎臓がフル活動に生産 し吸収してしまう。 肝臓と

腎臓がフル活動して解毒作用を行っても間 に合わず、 皮膚には皮膚疾患が起こり、

免疫も低下してしまっている ようです。 このように腸機能の低下が病気を誘発する

といわれています。 


■オメガ3脂肪酸の効力

●アルコール中毒・依存症

 オメガ3脂肪酸は、アルコールの過剰摂取による肝臓障害の治療に相当な効果がある

 ことが、最近、確かめられている。

●アレルギー・食品アレルギー

 アレルギーの原因の1つに、「細胞膜が弱く、漏れやすい状態になっていて、有害な物が

 細胞の中に入りやすくなっている」ということがあります。オメガ3脂肪酸は、細胞膜を

 丈夫で健全なものにするので、アレルギー反応や炎症反応を抑えるのに役立ちます。

●貧血

 血液中の酸素運搬役であるヘモグロビンは、オメガ3脂肪酸から造られる「リポプロテイン」

 と含硫タンパク質が結びついたリン脂質からできている。このため、オメガ3脂肪酸が不足

 すると貧血になります。

●関節炎・リウマチ性関節炎

 イギリスで、リウマチ性関節炎の患者に「魚油」と「月見草油」を使った治療が行われた

 結果、 60%の患者の状態が好転し、非ステロイド系の炎症抑制剤を 全く使用しなくても

 よくなったということが発表されています。

●ガン・皮膚ガン

 オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の2つの必須脂肪酸は、リン脂質の最も大事構成要素です。

 健常者と現代病(ガン・心臓病など)の患者の血液を比べた結果、 ガン、糖尿病 そして

 あるタイプの肝臓病では、きまってオメガ3の必須脂肪酸とリン脂質が不足していること

 が発見された。

●喘息

 多くの喘息患者は、必須脂肪酸の代謝に欠陥をもっている。多くの喘息患者は次のような

 やり方で回復している。

  ①精製油や水素添加された脂肪(マーガリン)はとらず、飽和脂肪酸の摂取を避ける

  ②亜麻仁油を用い、ガンマー・リノレン酸も加える

  ③亜鉛、その他の必要な栄養素を補う

●心臓病

 オメガ3脂肪酸が血液中のコレステロールや中性脂肪のレベルを下げることは、既に証明

 されている。 バターを好む人はコレステロール値が高いが、ビタミンやミネラルを毎日

 摂取していれば心臓病で死ぬ確率は低い。  これに対し、マーガリンを好む人はコレステ

 ロール値は低いが心臓病で死ぬ確率は、バターを好む人よりもはるかに高いことが報告

 されている。

●ダイエットとオメガ3脂肪酸

 オメガ3脂肪酸は、体に害を与える脂肪を燃やし、体内の硬い脂肪を溶かして排出する。

 オメガ3脂肪酸が不足すると、脂肪をたくさん摂るように、脳からメッセージがでる。

 オメガ3脂肪酸以外の脂肪酸を摂っても、このメッセージはなくならない。


α-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)は、体内に吸収されると、EPAとDHAという脂肪酸に変わります。


■EPA(エイコサペンタエン酸)

●血液が固まるのを抑制します。血小板が凝集し血栓ができるのを防ぐ作用。

●血液中のLDL(悪玉)コレステロールを減少する。

●中性脂肪を減らす。中性脂肪も動脈硬化の原因になります。

●抗腫瘍作用・炎症抑制作用。


■DHA(ドコサヘキサエン酸)

●作用はEPAと共通しているが、最近の研究によるとEPAよりも強力である。

●人の脳は140億の脳細胞からできているが、この脳神経のニューロン(神経細胞)から

 出ている突起が繁がりあって神経回路を作り、情報の伝達を行っている。 このニュー

 ロンの突起の先端にDHAが含まれている。DHAが不足すると情報伝達がうまくいかない

 ため、学習能力や記憶能力に影響する。

●最近の研究では、胎児や生後2年までの子供の脳が、完全に発達するためにDHAが不可欠

 だということが解ってきている。母体や乳児にこれが不足すると、子供の神経組織や免疫

 機能は完全に発達できず、 それが生涯を通じて 情緒・学習能力・免疫機能のトラブルと

 してのこる可能性が指摘されている。

●妊娠の第3期に、胎児の脳は急速に発達する。DHAは胎児には胎盤を通じて供給され、生後

 は母乳を通じて供給される。人工栄養にはDHAは含まれていないので、人工栄養で育てた

 子供は、突然死や学習不能児になるリスクが高くなる。


山田豊文著「頭がよくなる脳内デトックス」より


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